戦前の日本の徴兵制については、大江志乃夫さんの『徴兵制』が最もまとまっていると思います。
キム・ドゥシク氏の『平和主義とは何か』は韓国における徴兵制を扱った本であるため、比較して読むと非常に面白い。
徴兵制も平和を考えるうえで非常に重要なのですが、同じくらい大切なのが戒厳令を考えることではないかと思います。
戒厳令とは、国民の権利を保障した憲法・法律の一部の効力を停止することです。東南アジアではいまだに戒厳令が敷かれているところもある。また、軍事独裁国家に多いというのも特徴です。
安倍首相は「非常事態宣言」と言い換えたりしています。
徴兵制と戒厳令はどちらも日本にはないですが、8月を迎えた今、深く考えてみたい。